Sun Catcher

結局は、最期の瞬間に自分を褒められるかどうか

ワードローブの変換期

 

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主婦と生活社の雑誌、『ナチュリラ』の別冊、『毎日の大人服』。

 

神戸のセレクトショップ『Permanent Age』のオーナー、林行雄さんと、多佳子さん夫婦の姿が素敵で、紙面の様々なショットも興味深くて、『ナチュリラ』を購入したこともなければ、お二人を知りもしないのだけれど、迷わず購入。

 

大人こそ、素敵なモデルを持つべきだと思っている私は、素敵だな、どんな風に歳を重ねればこうなれるのだろう?と思いながらページをめくった。

 

そして、つい最近読んだこの本『フランス人は10着しか服を持たない』とリンクして、ベーシックとか、シンプルとか言う言葉がズバズバとしみこんできた。

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私自身洋服は好きで、もちろん買い物も好きなのだけれど、最近は物欲を満たすために買い物へ出かけるよりも、エネルギーを注ぐ場所が別にあって、新しい服はしばらく購入していない。

 

この買わない期間を境にして、服のワードローブもベーシックラインに移行しようかとも思案している。

 

この二冊に共通している言葉は、一生物の洋服なんてない、ということ。

良いもの(値が張るという意味だけでなく、自分が心地よくいられる、着られる服)を、日常でガンガン着る。

流行りものに敏感であることを良しとする時期は、もう私の中では過ぎつつあるから、本当に気に入るものを選び、日々大切に、喜びながら着る、という新しいルーティンを生みだし、40代を生きようと強く感じた。

 

 

GAGA

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LADY GAGAの「The Edge Of Glory 」のPVが、数年たっても色褪せずに未だかっこよくて好きすぎる。

 

自分のパワーが落ちてるときなどに見返しては、パワーをもらう。

特にこのワンショットは、エネルギーが背中からも滲み出てるよう。

 

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昨年は、「ArtRave:The ARTPOP Ball」ツアーLiveで、生の歌声に痺れて、突き抜けた独自のスタイルを体感してきた。

 

人に何を言われようが、スペシャルなものを自分の中で育ててきた人の強みというか、魅力というか、潔い生き方みたいなものが、ビシバシ伝わってくる中、夏の夜の会場に雨が降り出してきて、なんとも神秘的な時間を過ごした。

フルではないけど、「The Edge Of Glory 」も歌ってくれたし、この人のファンで良かった、今日ここにこれて本当に良かった、この人と同じ時代に生きられて、本当に良かったと何度も何度も思って、泣けた。

 

自分は自分でいいのだ、という感覚を持ち続けていきることができたら、それはきっと豊かな時の重ね方なのだろう。

そんなふうに生き続けてみたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

孤独のチカラ

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昨年読んだ、斎藤孝さんの『孤独のチカラ』。

本の力って本当に不思議で、悩みや迷いが私の中にある時、いつも私はその時分に選んだ本に多く救われてきたと思っている。

 

数年前に購入したけれど、読んでいなかった本を、不意に手にとり読み始めてみると、胸にほんの少し刺さっていた何かがするりと溶けていくこともあれば、この『孤独のチカラ』のように、自分の中で大切だと信じて育ててきたものが書かれていて、「大丈夫だ」と思うきっかけをくれることもある。

 

それでも、活字が全く入ってこないほど心が消耗してしまう時もあるのだけれど、そんな時でも、それまでに読んできた(出会ってきた)本の一文を思い出して、踏ん張ったり、叱咤したり、その落ちた場所からふわっと上がる瞬間を手繰り寄せることもある。

 

『孤独のチカラ』は、若い時こそ、孤独と向き合う時間を大切にもつべきだと謳い、人との関わりが希薄になっているこの時代への警告も込められている(個人的観点より)本。

 

孤独と向き合うことは、自分自身と向き合うこと。

自分と向き合うことは、自分を知ること。

結局最後までは自分に寄り添うのは自分自身なのだから、やはり、若いうちにそういう時間を大切に重ねることが、大人になった時に、様々な事象に出合い、様々な人に出逢った時に、「どうするよ?」と自分に問いかけ、自分で進むべき道を見つけていける人になれるような気がする。

 

戯れるだけで安心を重ねてきた人は、大人になっても、大多数の意見が正しいと思う傾向が強そうだし、本当の意味で自分の意見を持たない自立のない人になる危険性もあると思う。

 

友人の数がその人の価値を図るものではないことを知り、しっかりと自分が大切にしたいと思う友人に出会うまでは、別に一人でも大丈夫、と一人時間を堪能できるような子に育って欲しいと思い、子どもがもう少し成長したら、この本を目につく場所に置いておこうと思案している。

もちろん、大切な友人と若い時代を共に過ごしながらも、自分との対話を持ち、時に孤独の中を生きる、という時間の重ね方ができたら、なお良いけれど。

 

 

 

 

 

Smile   振り返る時間を増やす

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また一年経ったのだと思う。

 

これは、震災後井上雄彦氏が、被災者支援の為に出したポストカード「Smile」。

ミニバスをしている息子達に、同じ世代の子ども達も犠牲になったことを忘れないで欲しくて、いつも目に付く場所に飾っている。

 

あらゆることがあたり前でないこと。

それを日常の中で思い続けることはなんて難しいのだろう。

けれど、目するものが傍にあることで、振り返る時間を増やすことはできる。

 

実際、この震災を機に、私の生き方は変化を遂げたし、長男が、バスケの強いチームに行きたい!!!という想いから、思いがけず中学受験を経験したことも、常々伝えてきた、

「与えられた時間を一生懸命生きる」

という言葉が背景にあるような気がする。

 

常に、その時の自分のパーフェクトを目指す。

というのは、なかなか難しいけれど、明日は生きていられないかもしれない、という想いが胸中のどこかにあれば、そう生きることこそが、あたり前になっていくのかもしれない。

 

あの日私は一人きりで地震を体験し、

「ああ、これで終わりなのかな」

と思い、

「もう、家族に会えないのかな……」

と寂しくなり、

「でも、それなりに頑張ってきたし、幸せな時間を生きたな」

と自分を褒め、慰めた。

 

一人きりで体験したことで、その想いに触れられたのだと、今になると分かるが、

最期の瞬間に、そう思えるような人生を生きる事こそが、震災で亡くなった多くの方々を忘れないということに繋がるのだという想いが、あの日に私の中に芽生え、今も強く息づいている(このブログのサブタイトルは、そこから出ている)。

 

もうすぐミニバスの練習から、主人と長男、次男が帰ってくる。

毎年恒例の、キャンドルの灯をともしての夕飯の準備を始めよう。

 

 

生き方が顔をつくる

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生き方が顔にでるってこういうことだろうな、と思える表紙。

「Number」は普段購入しないけれど、この表紙の錦織選手の顔が素敵で、傍に置いておきたくて購入。

 

三十代をどう生きるかで、四十になった時の顔は違うはず、と思いながら十年生きてきて、今年四十になる私。

 

そしてまた、四十代をどう生きるかで、五十代の私の顔も変わってくるはず!と思いこれからの十年を生きていくのが、今とても楽しみでもある。

 

変化を楽しみにする心が私にいつも寄り添っていれば、十年後の自分への期待心も上がっていく。

もちろん、シミやシワは増え、体力も落ちてくるだろうが、見えてくるものや、流せるものは増えてくるだろうと考えると、歳を重ねることは悪くないと思えてくる。

 

子どもがどう育っていくかも楽しみだし、成長した彼らと、今よりももっと一人の人として話せるようになることが楽しみで仕方ない。

 

個人写真を残す習慣はないけれど、もしかしたら、毎年毎年写真を撮って、それを見比べてみることで、その時の自分自身の生き方を確認できるのかもしれない。

 

「一年前より、まあまあいい顔してんじゃない」

と思えるような時間を重ねていきたいものだ。

 

 

夜のサンキャッチャー

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闇を背景にしたサンキャッチャー。

夜は夜でまた綺麗。

 

光を発散する時間を静かに待つ。

この時間の積み重ねこそ、本当はとても大事な時間なのでは?と最近つくづく思う

 

太陽が光を放散する。

けれど、放散しっぱなしで夜が来なければ世界は崩壊する。

元気で明るい人も、日々ずっと傍にいるのは疲れる(個人的意見だが)。

 

表裏のない人が嘘のない人というような印象が持たれやすいけれど、私は陰と陽、明と暗、元気で饒舌な時と落ち込み気味で寡黙な時、そんな二面性を持ち合わせている人の方が魅力的で嘘のない人のような気がする。

明るさや優しさや、包容力やエネルギーのようなものは、やはり、陰や暗の部分を全く持たない人の中からは生まれないとも思う。

 

そして、その両面を持ちながら、一歩外に出れば、陰や暗の部分、そして辛さや悲しみを外へ放出するのを美徳とせずに、ポーカーフェースで颯爽と歩く。

そんな姿を目の当たりにした時こそ、この人と知り合えてよかったと思う瞬間だ。

 

今日は、そう思える大切な友人との束の間の時間を過ごした。

彼女と過ごす時間は、束の間でもいつも濃密でパワーを貰う。

 

次はいつ会えるだろう?

そう思える友人がいるのは、とても幸せなことだ。

 

 

EX

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もう何年もお世話になっている産経エクスプレス(EX)。

サイズ感が好きで、広告も少ない上、写真が綺麗で、毎朝捲るのが楽しみな新聞。

写真は、今日の特集(見開き8ページ!)、ホテル「Andaz Tokyo」の表紙。

 

また、この新聞は本にまつわる特集も多く、毎週日曜には松岡正剛氏の連載があったり、私の好きなブックディレクター、BACHの幅允孝氏の連載や、作家の本谷有希子さんの月一連載などもあり、本当に充実した読みごたえ。

https://instagram.com/p/lisKAbTCoY/

また、私は好きな記事はストックするので、2013年の7月10日のこの記事もファイリングしている。

福島第一原発所長の吉田昌朗氏のは震災によってフィーチャーされた方だけれど、名前も知らないプロフェッショナルな人は沢山いるのだろうな、と思いながら、時折見直す大切な記事になっている。

 

明日の新聞にも、素敵な一面があると嬉しい。