Sun Catcher

結局は、最期の瞬間に自分を褒められるかどうか

No pain,no gain

https://instagram.com/p/r8yKO9TCrD/今日、長男が3年9か月続けたミニバスのチームを卒業した。

 

主人がコーチになってからは、家族間でもバスケを通しての会話が増え、それこそが家族の財産になったと思っているけれど、主人がコーチであるがゆえに、苦しい時期もあって、心がすれすれのところにある自分を、慰め、悔しさや怒りを自身の中で育てずに、静めていくことだけに意識を集中させる、涙ばかりの日々を過ごしたこともあった。

 

けれど、過ぎてしまえば、その痛みの日々こそが、私自身をほんの少しアップしてくれているのが分かる。

自身の中で芽生えた怒りを、感情に任せて放出することを美徳としない私は、その怒りが消えていくのを静かに待ち、その痛みさえ自分の力に変えていこう、と思いながら、秋から冬の時期を過ごした。

もちろん、耐え忍ぶことだけが良い訳ではないけれど、怒りを寝かすこで、その時にヒートアップした感情は色を変えていくことを知っていたし、長い目で見れば、どう動くことが家族にとって最善の方法であるかが、何となく分かっていたからだろう。

 

そして春になり、確かに感情は動いたのだ。

 

涙の日々を生きていた頃の私の感情の色が、黒や赤だったとしたら、今日の私の感情色は、青とか、緑に近く、大きく揺れ動いて心を消耗させた時間が、私の中から過ぎ去った事を教えてくれる。

 

サッカー日本代表の新監督、ハリルホジッチの言葉に、

フットボールに出逢い、フットボールのおかげで人生が素晴らしいものになった。フットボールへの情熱は様々なものに影響していく。私の全てはフットボールに支えている」

というのがあるけれど、私たち家族にとってのバスケットボールもまた、情熱を向ける対象であり、人生を豊かに変えてくれるものになっていると感じている。

 

AtoZ

https://instagram.com/p/0c-vaDTCnM/

自由大学の講義を通して出逢った方たちと、トーク、トーク、トーク。

自分とは別の人生を生き、全く別の仕事を持ち、別の夢を持つ熱い方たちから、沢山の刺激を貰った。

 

大人になってから目標を持ち、そのモチベーションを、日常(仕事や家庭、育児など)の中で保ち続けることは難しい。

けれど、なんだかんだ言っても、そのエネルギーやモチベーションを保ちながら、大きく、大きく育てていく人が、何かを掴むのだと、改めて感じた一日だった。

 

バスケを頑張る息子たちにも日々伝えている。

同じ練習でも、言われたことだけをやる子と、言われたことに自分の意識を込めて続けた子では、半年先、一年先が変わってくると。

コーチの言葉も、一つ聞いて一つキャッチする子と、三つ、四つキャッチする子では、差がでてくるに決まっていると。

そして、いつも全力で、それを続けることが大事だと。

 

子どもに伝えている以上、私も実践しないとな。

 

 

 

 

 

読み返すに値する本との出会い。

https://instagram.com/p/0XnvjpTChw/

instagramでフォローさせてもらってる方から情報を貰ってすぐに購入したけれど、

一か月ほど寝かせて(忙しくて)やっと開き始めた一冊。

 

松岡正剛さんも、田中泯さんも渋すぎる。

何かを徹底的に貫いてきた人の貫録みたいなものが、写真からも伝わって来るよう

 

まだ、読みはじめだけれど、出会えて良かった一冊になりそうな予感が強い。

良い本と出会うと、早く読み進めたい思いと、ずっとこの書物の生み出す特別な空間の中に身を浸していたいという思いを抱えながらページをめくる。

 

そして、一度読み終えても、まだその時の自分では読み取れない部分が絶対にあるのが分かって、また数年後に必ず読もうと思う。

 

本を読み返さずに、他の書物を手に取れば、より多くの作品に出会えると分かっていながらも、私は、そうして多くの作品と並走してきた。

 

きっと、この本も、その一冊に加わるだろう。

 

 

本からもらうもの。

https://instagram.com/p/wA7IxZTCsM/

休日は7歳の娘と図書館めぐりをする。

彼女はあっという間に本を選び、重い鞄を持って帰宅してすぐに全部読んでしまう。

え~、あんなに重かったのに……と思うが、その後返却までの間に、何度も読み返しているから、まあ、いいかと思い直す。

 

しかも彼女は音読好き。

「ねえ、ママ?声出して読んでもいい?」と聞いて、嬉しそうに音読している。

 

https://instagram.com/p/qnMJpKTCl9/

 

上の写真は、声優の練習だそう。

漫画「ONE PIECE」を、猛スピードで感情移入して読んでいる様子。

ヘッドフォンをしているせいで、声はいつもより大きく響き、聞いていて思わず吹き出してしまったけれど、この時間はきっと彼女の宝物になるだろう、と思うと、呆れるように首を振りながらも、つい微笑んでしまう。

 

このペースで読んでいるなら、彼女と対等な会話を楽しめる日も、そう遠くないと思える。

「これ面白かったよ」「え?どれ、貸して」なんて会話も、そのうちできるかもしれない。

私の読み方と違う観点から読み解き、互いの感想を聞きあって、その時の彼女の成長を知ることもあるのかもしれない。

 

私自身本に育てられ、救われてきたものが多いと感じているから、彼女もきっと、本からたくさんのことを学び取るだろう。

そして、沢山の本との出会いの中で、自身の中にある多くの感情に触れるだろう。

成長が楽しみだな。

 

 

 

 

ORDINARY

https://instagram.com/p/0U4FwrTCis/

1月下旬より2月いっぱいの月曜日、青山のCOMMUNE246の自由大学に通い、

充実の時間を過ごした講義の時間の先で、ご縁あって、こちらのサイトに寄稿させてもらことになりました。

 

書くことがいつも自分の心を整えてくれました。

自分に問いかけ、答えを見つけることが、私の中に深く根付き、人に左右されない心が生まれたのも、書く、ということからだと思っています。

 

読んでもらえると嬉しいです。

http://ordinary.co.jp

自由大学→ORDINARY →諸星久美

 

 

 

妄想対談

https://instagram.com/p/oCXEJXTCuJ/

E.T.とKUZAN。

彼らに共通するのは自転車。

妄想対談は、疲れた脳を癒してくれる。

 

「くだらない……」と苦笑交じりに呟くことが、どれほど自分の人生を支えてくれているのだろうと思う。

 

「ああ、このままこの思考に乗っ取られたらやばいな……」

と思う日が続くと、心を落としかけている自分の弱さにも嫌気がさして、さらに深い場所へと思考を導いてしまいがちだけど、「ぷっ」と笑える瞬間を、無理やりにでも自身の中から生み出すことも、時には必要なのだろう。

 

笑わない日々は、表情を硬くさせ、思考も同じように凝り固まっていく。

能面のような自分の顔を鏡で見るのも嫌になって、人と目を合わせなくなる。

外に出なくなる。

人と話さなくなる。

呼吸が浅くなる。

眠りも浅くなる。

自分の中の、暗い部分とだけ対話を重ね、その中のループから抜け出すことを、本気で願わなくなる。

 

そんな日々を過ごした自分の過去も含めて、今の私がつくられているのだけれど、その苦しい日々のおかげで、人の思いに沿う心が育ったような気がする。

 

妄想力は想像力を育て、想像力は、人の心の内を読み取ろうとする思考力を育てる。

そして柔らかい心は、想像力をさらに豊かにする。

 

ごっこ遊びを本気で楽しんでいる子どもたちと日々過ごしていると、なんて柔らかい心を持っているのだろう、と羨ましくなる。

彼らの日々は、ごくシンプルだ。

泣きたければ泣き、嬉しい時は身体全部でそれを表現する。

 

大人になると、なぜそのシンプルさから離れてしまうのだろう。

勝手に複雑にした先で、「本当はこんな想いでいたのに」「言わなくてもそこを酌んでほしかったのに」「ずっと、我慢していたのに」と、結局は自分だけが前面に出てくるような言葉を発する。

???????……だ。

なんて不思議な世界。

 

子どものような柔軟な心を失いたくないものだと、本気で思う。

だから、時折の妄想対談は、やはり必要なのだな~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エネルギーのある映画

https://instagram.com/p/0Nl3YzTCvk/

高畑勲監督の『かぐや姫の物語』素晴らしかった。

自分の中にある欲を、手放したくなる映画だった。

けれど、欲を手放してしまうと、より良く生きたいという想いも貫けなくなるから、難しいな……。

 

環境が変わって、自分の中に入ってくるものが多い時こそ、大切なものを守りつつ、それも掴み取るための手段を、真剣に考えなけれないけないのだろう。

そして、新しく入ってくるもののエネルギー量によって、自分の守りたいものが消失してしまうようなら、潔くその新しいものを手放すことも大事なのだろう。

 

本当の豊かさがなんであるかを、早い時期からキャッチしている人の人生は、きっとこの姫の笑顔のような日々を、多く過ごせているのだろう。

 

自分が笑顔でいられない場所に、長く居続けてはいけない。

子どもたちにも伝えたいことのひとつだ。

もしも、そういう場所に身を置いてしまった時は、その環境(その時の場所や身の回りにいる人たち)の全てを失ったとしても、切り離すための努力をしなければいけない。

そして、もしも子ども達がそうなってしまった時は、いつでも全力でバックアップするよ、と日々の中で伝えていくのが、親や周囲にいる大人の役目のような気がする。

 

本も、映画も、人の評価よりも、自分が多くを感じ、心が動いたものが良いものと考えている。

この映画は、両方を持つ、とてもエネルギーのある映画。

静かな映像のひとつ、ひとつが、じっくり見つめた絵画のように脳裏に浮かぶ。

製作に8年かかる訳だよな。

 

また数年後、必ず観よう。