本からもらうもの。
休日は7歳の娘と図書館めぐりをする。
彼女はあっという間に本を選び、重い鞄を持って帰宅してすぐに全部読んでしまう。
え~、あんなに重かったのに……と思うが、その後返却までの間に、何度も読み返しているから、まあ、いいかと思い直す。
しかも彼女は音読好き。
「ねえ、ママ?声出して読んでもいい?」と聞いて、嬉しそうに音読している。
上の写真は、声優の練習だそう。
漫画「ONE PIECE」を、猛スピードで感情移入して読んでいる様子。
ヘッドフォンをしているせいで、声はいつもより大きく響き、聞いていて思わず吹き出してしまったけれど、この時間はきっと彼女の宝物になるだろう、と思うと、呆れるように首を振りながらも、つい微笑んでしまう。
このペースで読んでいるなら、彼女と対等な会話を楽しめる日も、そう遠くないと思える。
「これ面白かったよ」「え?どれ、貸して」なんて会話も、そのうちできるかもしれない。
私の読み方と違う観点から読み解き、互いの感想を聞きあって、その時の彼女の成長を知ることもあるのかもしれない。
私自身本に育てられ、救われてきたものが多いと感じているから、彼女もきっと、本からたくさんのことを学び取るだろう。
そして、沢山の本との出会いの中で、自身の中にある多くの感情に触れるだろう。
成長が楽しみだな。