Sun Catcher

結局は、最期の瞬間に自分を褒められるかどうか

2015.8

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2015年の8月はなんだかふわふわとしたひと月だったように思う(まだ終わってないけど)。

ベースは、家族が健康でいてくれて幸せ。

でもその周囲を、漠然とした不安が浮遊しているような時間だったように思う。

 

どんなに個人の幸せを追求しても、世界は力を持つ個人の思想に引っぱられてしまうのだろうか……という不安と、いやいや、個人の幸せを追求した先に、その個人の力が集まって世界を変えていけるはず、という理想が混同して、暑さにばてて思考がストップしてしまう中でも、時折、ちゃんと考えないと!!と叱咤する思いが、胸中でずっとくすぶっていたような感じだった。

 

肌で感じる危機感と、敬愛する人たちの意見が、自分のジャッジしたものと一致するのに、ごりごりと自分の思想を進める国のトップのあり方に、もしかしたら、そこにも何らかの深い真意があるのだろうか?という迷いが消えなくて、迷いを消すために遅まきながらも勉強をしていたら、頭がヒートアップしてしまった。

 

難しいから。

目の前にある問題の方が大切だから。

 

と、選挙権があたり前にあることへの疑問をもたずに、深く、深く考えもせずに、これまでの時間を過ごしてきたことを反省しまくり、ヒートアップした頭が冷えると、また自分なりに情報を求めた。

 

けれど、情報を求めれば求めるほど、多様な意見がそこかしこで飛び交い、自分の意見こそが正しくて、他はくそ、みたいなことを平気で発信している人も多くいて、そういうものに触れる度に、じわじわと心が消耗して、なんだか、ここにも小さな争いのようなものが生まれているようで嫌だな……と思う日々が続いた。

 

でも、やっぱり分からないままでは済ませられないし、忙しいからと先の伸ばしにして、誰かに任せて、自分の意見を持たずにいることは避けなければならないと、未熟だった自分への反省と共に、考える時間をもてたことは、この夏の収穫だったと思っている。

本来、大人がすべきことは、子どもたちの未来のため、より良き世界を生みだすために尽力することだと思う。

もっというと、地球を守るために、人類の持てるエネルギーをそこに集約していくことが、最優先のような気がする。

 

地球は一年後に消滅します。

そんな未来が示されたら、人間はいったいどんな生活をするのだろう。